一人での仕事が多い「訪問看護師」ってどんな役割なの?

      2016/04/20

訪問看護師の役割とは

転職先を探していると「訪問看護ステーション」の募集を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか?

訪問をして看護をするというのはなんとなく分かるけど具体的にはどんなお仕事なの?
という疑問に「元訪問看護師」として管理人が詳しくご紹介したいと思います。


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訪問看護師のお仕事を簡単に言うと

訪問看護師のお仕事とは

1日3~6件程度のお宅に、30分・1時間などの時間単位でケアにうかがいます。
高齢者や寝たきりの方への訪問が一般的で、日常のバイタルチェックの他、排泄ケアや食事介助、吸引、胃ろうの処置、バルン交換、洗髪、入浴介助、簡単なストレッチ、リハビリなどを行います。

本人へのケアだけではなく、家族への指導なども担当します。

オンコールを受ける訪問看護ステーションでは、当番の人が専用電話を自宅に持ち帰り、夜間でも連絡を受ければ訪問する場合もあります。(※ステーションによってやり方は様々です)

どんな人が利用するか

訪問看護を利用する人

利用者は介護保険や医療保険を利用し、主治医や地域包括支援センターに相談があってはじめてケアプランが作成されます。
その中に訪問看護の必要性があれば、訪問看護ステーションから看護師が訪問するようになります。

介護度や年齢は様々です。
ステーションによっても受けられる患者さんが決まっている場合もあります。

訪問してケアする以外の業務はあるの?

訪問看護以外の仕事

通常、担当患者の看護計画を立案し、実践します。
そのレポートを月に1度報告書としてまとめ、ケアマネージャー(以下ケアマネ)や、主治医などに届けます。

患者さんのケアについて、家族やケアマネと一緒にミーティングを開くこともあります。

訪問先までは何で行く?

訪問看護は車での移動が多い

主に車で移動するケースが多いですが、都市部などでは電車や自転車というところもあります。

訪問看護師の一日の流れを教えて

訪問看護の一日の流れ

一般的な訪問看護ステーションの一日の流れです。

8:30 朝礼・申し送り後、それぞれの訪問先へ移動
9:00 訪問1件目
10:00 訪問2件目
11:00 訪問3件目

一旦ステーションに戻る事が多い

12:00 昼食
14:00 訪問4件目
15:00 訪問5件目

16:00 訪問看護ステーションに戻り、その日の看護記録をまとめる。
16:30 緊急性の低いものはここで主治医やケアマネに連絡を入れたりする。
    電話対応などもこの時間が多い。

17:30 終業

ざっくりとまとめるとこんな感じですが、訪問件数やそのケアの長さなどによって毎日変わります。

訪問看護、どんな人に向いている?

訪問看護師はどんな人に向いている?

訪問看護は主に看護師一人で訪問してケアをするケースが多いです。
患者さんと1対1だったり、患者さんの家族と協力してケアをしたりします。

病棟での仕事がチームプレーだとすると訪問看護の仕事はどちらかというと個人プレーといった印象です。

◎一人の患者さんとじっくり向き合いたい方

◎トータルケアを実践したい方

には向いていると思います。

不向きな人は?

訪問看護師が不向きな人は?
ある程度観察力と応用力は求められます。
異常に気づくことができ、的確に対応できるかどうかが重要です。

電話で相談する事もありますが、その場で患者さんを見ているのは一人の看護師だけです。
緊急性を要する場合には、その場で救急車を呼ぶ、主治医に指示を仰ぐなどの対処が必要になります。

その判断が自分自身に委ねられています。
手を貸してくれるいないと思っていいでしょう。

あまりにも経験の浅い看護師ではとっさの対応に遅れが出る場合や見逃しの可能性があります。
経験が全てではありませんが、常に万が一の可能性を考えてケアにあたる必要があります。

とっさのケア」に自信が持てない人はオススメできません。

ですが、訪問看護ステーションに就職したからと言って、いきなり即戦力となるワケではありません。
ある程度、先輩看護師に着いてトレーニングをする期間があるのが普通です。

そこで対応を学ぶというのも一つの手です。
「自分は経験が浅いから・・・」と頭からあきらめるのではなく、興味があればまずは相談をしてみてはいかがでしょうか。

一番大変だったことは?

訪問看護先からの家族のクレーム

大変なことは「家族からのクレーム」です。
きちんと計画を立てて適切な看護を行った場合でも、家族からクレームが来る場合があります。(※滅多にはありません)

何がクレームになるかはケースバイケースです。

私が受けた印象に残るクレームとしては

「定時になったらお茶も飲まずに帰ってしまった」
・・・患者さん宅で、ケア後お茶を飲んでゆっくりすることを勧められたが、次の患者さんが待っているためそれに応じられず帰宅したところ、そのようなクレームがステーションに入りました。

「一方通行を逆走していた」
・・・家族ではなく、ご近所の方から。
初めて行く道で誤って逆走してしまったことがあります。
訪問車であるため、それを見たご近所の方からステーションに連絡がありました。

厳重注意だけでは済まされず「一生恨んでやる!」とその方を激昂させることに。
毎日電話がステーションに入るようになり精神的に参った経験があります。

訪問看護師として働いていて一番楽しかったことは?

訪問看護師として嬉しかったこと

要支援1~2程度の方の中にはお散歩などの軽度運動を目的とした訪問もあります。
この場合ももちろん、体調変化の有無には注意しますが、問題がなければのんびりと近所を一緒にお散歩したりします。

病棟勤務では朝から晩まで外の空気に触れることもなかったですが、公園のベンチに座って患者さんとのんびり世間話をするというのはとても心地のいい時間でした。

訪問看護のメリットとは

訪問看護のメリット
以下に訪問看護のメリットをまとめます。

一人の患者さんとじっくり向き合える

個人プレーが好きな人にはおすすめ

時給や月給がやや高め

仕事中に屋外に出ることができる(移動など)

訪問看護師の仕事はとてもやりがいを感じられるものです。
訪問看護の経験を持つことで、今後の仕事の幅も広がることでしょう。

もし訪問看護に興味があればぜひ飛び込んで欲しいと思います。
私自信、病棟経験1年、クリニック勤務8年(しかも特殊系)、老人ホーム3ヶ月の経験でも訪問看護師として働くことができました。

訪問看護でしか味わえない看護師としての喜びをぜひ肌で実感して欲しいと思います。

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