【看護師体験談】虐め、派閥争い地獄から抜け出した転職体験とは?
2016/04/20
当サイトでは転職経験のある看護師さんの体験談を教えていただき、公開しております!
体験者:ヨコシマさん
年齢 | 性別 | お住まい | 利用サービス |
---|---|---|---|
30代前半 | 女性 | 東京都 | ナース人材バンク |
転職を考えたきっかけ
初めての就職で地元の総合病院に勤めました。
最初は意気揚々、一生懸命頑張っていたのですが、段々と仕事の負担が多くなったこと、常日頃から強いストレスにさらされている環境ということもあり、看護師同士の間に派閥ができたり、新人をいじめたりする先輩などがいたりと、人間関係にも強いストレスを感じるようになっていました。
そんなある日、師長に呼び出され、「アナタが男性患者さんを誘惑しているっていう噂があるんだけど」と言われて、もう限界だと思いました。
全くの事実無根であると同時に、それを師長が私に伝えてしまうということは、信頼されていないどころか疑われているということ。
精一杯、真面目に仕事に取り組んできた今日までがすべて馬鹿らしく思えてしまったんです。
協力しあうどころか、お互いに足を引っ張り合う環境。
こんな場所にいても自分がおかしくなるだけだと感じ、その日自宅に帰ってすぐにネットで情報を集めました。
転職サイトを選んだきっかけは?
看護師の転職情報はネット上にとにかくたくさんありました。
様々な会社が様々なサービスを展開しているようでした。
私はとりあえずいくつかの転職サービスに登録しました。
その中で、一番活用したのが「ナース人材バンク」というところです。
登録して数日で担当者さんから連絡がありました。
まずは一度、会社に来て欲しいということで、出向いたところ、そこで詳しく自分の状況を転職先に望むことを聞かれました。
次の職場については実はその時点ではまだ具体的ではなく、とにかく今の職場を辞めたいという気持ちであることを正直に伝えると、担当者の方がそれに共感してくださり、一緒に次にどんな職場を求めるかを考えてくれました。
その面談では、いくつか具体的な病院やお給料の提案がありましたが、決定はせずに帰宅しました。
その後も、メールや電話で私の要望にあった職場があれば、提案を繰り返してくれました。
転職までの期間は?
私は一日も早く辞めたいという希望があったため、次の職場が決まる前に退職届を出しました。
なかなか受理されず、師長から嫌味をたくさん言われましたが、私の「限界」と感じる気持ちはとてもそんな薄っぺらい言葉では揺らぐことがなく、ルールとして3ヶ月後きっかり、できれば今すぐにでも辞めたいと伝えました。
師長は退職願いを渡してから2週間ほどしてやっと納得してくれ、その3ヵ月後に退職することになりました。
その話を担当の方にしてからはこれまで以上に積極的に職場の紹介が行われました。
退職が決定している方が話が進めやすいそうで、たくさんの求人を紹介してもらいました。
その中に、とても気に入った病院があったので、退職前に見学にも行きました。
その日のうちに面接となり、退職後はぜひ来てほしいと言われました。
自分自身、環境も人もとても気に入ったため、その場でその話を受け、転職先が決定しました。
転職したのは決意から3ヵ月後でしたが、転職サービスを利用してからは3週間程度で新しい職場が決定しました。
転職後の生活はどうですか?
給料は前職とほぼ一緒ですが、夜勤がありません。
完全週休二日制です。
人間関係も良好で、仕事量も適切です。
焦ったり、確認する暇もない、というような危険な仕事は一切なくなりました。
とても気に入っているため、今後も長くこの職場で働いていきたいと思います。
(体験談はここまで)

看護師の世界に多い虐め問題。
忙しすぎる環境、命を背負うプレッシャー。
時にこの状況は、別人のように性格を変えてしまうこともあります。
人を責めればキリがありません。
だからといって、「自分が悪い」とふさぎ込んでいては、いつかあなた自身が壊れてしまいます。
転職は心身ともに閉ざされた環境に新風を起こす方法でもあります。
その職場を離れることで、きっと見えてくるものがあります。
本当にあなたが悪かったのか?
職場環境は恵まれていたのか?
転職は「逃げ」ではありません。
「自分の弱い性根を叩きなおすため」というような気持ちであれば、今の職場に留まる必要はありません。
あなた自身が本当にやりがいを感じながら仕事をできる場所を求めるのは当たり前の権利であり、看護師人生への「挑戦」だと思います。
どこに行っても同じだよ、と口癖のように言う先輩看護師や上司が近くにいませんか?
まるで暗示のように言われるその言葉が持つ「本当の意味」を考えてみてください。
いずれにしても、あなたの転職が実際にどうなるかは、「誰にも分からない未来のこと」のはずです。