【体験談】同僚との温度差に限界。看護師生命を繋いだ転職とは?
2016/04/20
当サイトでは転職経験のある看護師さんの体験談を教えていただき、公開しております!
体験者:橋本さん
年齢 | 性別 | お住まい | 利用サービス |
---|---|---|---|
20代後半 | 女性 | 神奈川県 | ナース人材バンク |
転職のきっかけは?
周りの看護師さんは、志が高い方が多く、常に勉強したり、積極的に知識や技術を習得しようとされている方が周りに多かったです。
ですが、私はといえば、親に勧められて看護師にはなったものの、そんなに積極的に勉強したいとか、優秀でいたいという気持ちがなく、ミスも多かったです。
だから、周囲からも同期からも落ちこぼれ扱いでした。
仕方ない、自分のせいだとは思っていたのですが、ある日、先輩看護師と一緒に「導尿」を私メインで実践していた時に、私の失敗を見た先輩に思いっきり頭を叩かれました。
患者さんの前です。
患者さんもびっくりしていましたが、私もびっくりしてしまい、それから先は頭が真っ白になって何も出来なくなってしまいました。
これをきっかけに真剣に看護師を辞めることを考えました。
退職願いはすぐに受理され、1ヶ月後には退職しました。
生きていくために仕事を探す
私自身、親元からは離れて暮らしていましたし、今更実家に帰るということもありません。
結局、食べるためには仕事をしなくてはならないのですが、看護師以外の仕事は安い「アルバイト」くらいしか見つけることができませんでした。
結局、転職サイトに登録し、仕事を探すことにしました。
この時に活用したのが、「ナース人材バンク」です。
担当者の方と打ち合わせをし、看護というよりは介護、急性期よりは慢性期を選んでみてはどうかとアドバイスをもらいました。
介護や入浴サービスとった現場は派遣看護師が主で、すぐに入れ替わり立ち代りだそうで、そんな中一人でもいいから正社員の看護師が欲しいと考える会社がとても多いんだそうです。
責任重大ではあると感じましたが、担当者の話を聞きながら、自分には向いているかもしれないと感じました。
転職までにかかった期間は?
まずは担当者の方と面接に行きました。
入浴サービスを行う会社です。
看護師は入浴サービスで各家庭に訪問する際、入浴前にバイタルチェックをすることが主な仕事でした。
もし、気になることが発生すればその場でその患者さんの担当医に電話相談する、という役目です。
向こうはすぐにでも来て欲しいという様子でしたが、不安もあったためまずは派遣社員として3ヶ月間働くことにしました。
3ヶ月間、今までとは違う仕事で最初は戸惑いましたが、すぐに慣れました。
一日多くても5~6件の患者さんのお家を回ります。
入浴中、患者さんはみんな笑顔で「ありがとう」と言ってくれました。
看護師として、とても幸せだと実感できる職場でした。
3ヵ月後、私は入浴サービスの会社に正社員として就職しました。
現在はどんな風に生活している?
入浴サービスの仕事を継続しています。
新しく派遣の看護師さんが何人か加わり、毎日忙しくも楽しい日々を過ごしています。
派遣期間は時給2,000円でしたが、今はその時よりも月収が多いです。
仕事の面だけでなく、収入の面でもとても満足しています。
(体験談はここまで)

私自身も感じてきたことですが、看護師とは本当に志が高いです。
医療に関わる方は全てそうなのかもしれないですし、そうであるべきだとも思います。
しかし中にはそんな看護師との意識の差を目の当たりにして戸惑う看護師もいます。
「私、ちゃんとこの患者さんのこと考えていたのかな?」
「あの子は率先して技術を習得しようしているのに、自分は・・・」
他の看護師のエネルギーに圧倒されてしまうんです。
そんな時「もう看護師なんて辞めちゃおうかな」って気持ちは起こりやすいもの。
でも、本当に辞めちゃっていいのですか?
看護師になる理由は人様々です。
私の時代は「医者と結婚するため」と言っていた看護師もとても多かったですよ(笑)
どんな理由であれ、取得した資格はあなたのものです。
生かすも殺すもあなた次第。
転職は、消えそうになった看護師生命を再び甦らせてくれる可能性を秘めています。
看護師を辞めようと考える前に職場を変えようと考えてみませんか?
看護師という資格職はあなたが思っているよりもずっとたくさんの職場があると思うんです。